経済産業省 産業構造審議会「新産業構造部会」では「IoT、ビッグデータ、人工知能等による変革に的確に対応するため「日本再興戦略」に基づき、産業構造審議会に「新産業構造部会」を設置。官民が共有できるビジョンを策定するとともに、官民に求められる対応が検討されております。その第13回会議にて以下の提言が付議されました。

Yahoo! CSO(Chief Strategy Officer)の安宅氏により『“シン・ニホン” AI×データ時代における⽇本の再⽣と⼈材育成』というテーマで資料提示があります。

前半部分ではこれまでの産業革命とその先を見据え「海外と日本の差」から日本が抱える人材育成の課題を示し、後半部分では、その課題を踏まえ、この国の人材育成の目指す方向性を示しています。

この提言が示すように「全ての産業がICT化する」急激な変化の中で、人が「より自分らしく生きる」を意図する時、私たちは「今、何を学んでいく必要があるのか?」を創造力を働かせ、感じ、そして、考え抜く必要があります。

「基礎教養が第4次産業革命により急激に変化」

「問いを立てる力」そして「見えてきた問題から課題を定義する力、そして解決する力」は変わらず必要です。これに加えて『データリテラシー(データサイエンス×データエンジニアリング)』という情報科学系の基礎的なスキルや全体をシステムとしてとらえるシステム思考により「一つの問題解決」がシステム全体へ「波及」する可能性があることについても深い理解が求められます。

もはや、理系文系というくくりはありません。

IoT等で膨大に収集されるデータから分析・観察を行い、仮説を持ちながら、データに潜む「意味」をクリティカルにとらえ「自分なりの解」を示す。それが望む世界につながる、新しい「何か」を産み出す起点になる。

この力がますます重要です。

全産業が高度にICT化する流れの中で、産業が機械に代替されていく時、人は「人間にしかできないこと」により集中するチャンスが訪れます。

どれだけ、データをかき集めても機械が社会がより良くことは無いでしょう。社会をより良い方向へ導きたい人の願い、想いが社会を創っていきます。必要なスキルを身につけ、人を想い、問いを立て、その方向性を示し、人々を勇気づける。そのような「志」を持った人材が必要だと考えます。

不確実な未来を切り開ける人材。その人材に求められる土台は「ありのままの自己を受容」できること。そして、自己効力感を持ち「創り出したい未来を自分が創り出せると信じている人材」だと信じております。

どんなに高度な分析・応用スキルを習得しても、自分が望む未来に向けて、スキルをどう活かすかを知らなければ、ただの道具にしか過ぎません。

その先に、本当にその人の幸せ、そして社会の幸せがあるのか?

未来はその人の「あり方」に影響を受ける、豊かな未来を創るのは、機械を活用する人間です。

キンダリーインターナショナルでは、未来を見据え、自己を肯定する体験を重ね、体験から学んでいく場を整えていくことに注力していきたいと考えております。

一般社団法人子供教育創造機構 理事一同

<参考>

http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/013_06_00.pdf

▶ポイント抜粋
P5 全ての産業がICT化するとう流れ。ここは大前提になる流れです。
P12:国富を⽣み出す⽅程式が本質的に変化
P15:データの巨⼈たちとの戦い」
P26「⾼等教育を受けたはずの⼈が基本的なサバイバルスキルを⾝につけていない」
P27「⽇本の若者たちは持つべき武器を持たずに戦場に出ていっている」
P38「よくある誤解 AI vs 人間」
P39「社会を⽣き抜くための基礎教養が変化」
P47「アントレプレナーシップ教育も高校、学部からデフォルトで行うべき」
P53「思考、表現の武器としての国語の刷新が第一」
P64「国家の経営としてのリソース最適化を検討すべき」